
柏崎の山間・小清水集落にひっそりと佇むEALY CAFE(イーリーカフェ)。「かつての峠の茶屋のように、旅の中継地点として立ち寄ってほしい」という思いのもと、店主の矢島慶子さんをはじめ、小清水集落に住むスタッフたちで営んでいます。

月替わりのランチセットやカレーなどの食事メニューには、矢島さんたちが小清水集落の田んぼで丹精込めて育てた自家栽培米が使われています。また、この米から作られた米粉のスイーツも人気です。
「黒姫山の水で育つ小清水のお米は、製粉しても甘さやみずみずしさが損なわれないんです。小清水集落の人たちが代々引き継いできた田んぼを継承しつつ、収穫したお米のおいしさを米粉のスイーツという形で発信できていることがとてもうれしいですね」と矢島さん。

米粉の製粉は、南魚沼市の専門業者に委託。湿式気流粉砕という方法で米を緻密に粉砕し、でんぷんの損傷や食感の悪化を抑制することで、きめ細やかな米粉を生産することができるのだとか。
「スイーツの種類によって米粉の配合や焼き加減を変えながら、米粉本来の味を感じられるように作っています」と矢島さんは話します。

EALY CAFEで提供している米粉スイーツのひとつが、お米の形もかわいい米粉のクッキー『たから』。
名前には「山の恵」と、田んぼから収穫される「田から」というふたつの意味が込められています。
米粉のほか、豆乳やアーモンドプードル、フランス産のゲランドの塩などを使用。ザクッとした食感に仕上げられていて、噛むごとにやさしい甘みを感じられます。
『プレーン』『紫いも』『ごまとヘーゼルナッツ』の3種をラインナップ。グルテンフリー・ヴィーガンにも対応しています。


クッキーのほか、米粉を使った焼菓子として『米粉マフィン』(上写真上)や『米粉キャロットケーキ』(上写真下)、イギリスの伝統焼菓子『フラップジャック』もラインナップ。イベント用や期間限定メニューとして、カフェでも不定期で提供されています。

なお、常時提供している米粉スイーツが、月替わりの『米粉のシフォンサンド』。小清水産のこしいぶきの米粉を使用したシフォンケーキに、季節のフルーツで作るコンフィチュールやコンポート、やわらかい生クリームを挟んだ絶品スイーツです。
取材時の内容は『越後姫とベリー&チーズクリーム』。コンフィチュールには柏崎の農園・ホリファームで育てられた越後姫を使用。ほどよい甘さと酸味を感じられ、やさしい甘みのシフォンケーキとよく合います。
口当たりはふわっとしていますが、噛むと米粉ならではのもちっとした弾力を感じられるのがポイントです。
なお、『米粉のシフォンサンド』の提供は1日8個、金・土曜、祝日限定です。9月からは『梨のティラミス風シフォンサンド』が登場予定です。

客席のある建物の2階からは、周囲の山々と田んぼののどかな風景を見渡しながら食事をすることができます。
ドライブの立ち寄りスポットとしてはもちろん、ここを目当てに柏崎まで出かけるのもおすすめです。

【矢島慶子さん(写真右・店主)】
柏崎市出身。18歳の時に上京。結婚を機に、ご主人の実家が神職をしている鯖石神社がある柏崎市小清水集落に移住。農家民宿などのさまざまな活動を行うなかで、おもにカフェ部門を担当している。

